河川と市の緑地に囲まれた細長い敷地にある、4棟のお年寄りたちの暮らしの場。切妻屋根の建物が庭を囲い、ひとつの村のような風景。終の住処となるこの場所で、四季の変化とともにお年寄りたちが楽しく、穏やかに、自分らしく暮らせるよう、住まいということを大切にし多様な空間を用意した。
それぞれが屋内の渡り廊下で繋がり、お年寄りもスタッフも自由に行き来でき、みんなが顔見知り。車椅子でも、ひとりで建物内散歩ができる。お年寄りがどこにいるかわからなくならないよう、それぞれに内装の特徴をもたせ建物ごとに雰囲気を変えている。 特養の2階の部屋はバルコニーで繋がり、いつでも日向ぼっこや夕涼みができ、河川敷を散歩する子供たちの賑やかな様子をながめることができる。
所在地: 北海道帯広市
用途:小規模多機能型居宅介護施設、サービス付き高齢者住宅、地域密着型介護老人福祉施設、認知症対応型グループホーム
延床面積:2831.33m2(全棟合計)
構造・階数:木造・2階(4棟とも)
竣工:2018年3月、 2020年3月(認知症対応型グループホーム)