用賀プロムナード
現在の日本の道路は、道路構造令によって規定され、産業活性のための自動車交通が最重要視されている。このため住宅街などでは、道路によりコミュニティが分断され豊かな住環境をつくることがさまたげられている。
用賀プロムナードは、住宅街の既存の道路を扱いながら、新たな交通規制と、交通量や目的に応じた道路ヒエラルキーを規定することにより、1本の線から面的な計画に展開できる根拠を持っている。住民の自動車によるアクセスの利便性を損なうことなく、住環境が改善される可能性を示している。
私たちは、用賀プロムナードが特殊な事例としてではなく、普遍性をもち、各地で同様な計画が生まれることを望んでいる。
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