象設計集団

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光の井戸

闇がある。穴を穿つ。空から降る光の束が突き刺さる。穴は空間を貫き、そこに強いエネルギーを内包する新しい場を発生させる。穴は線状に延びると光路となる。光路は軸となって街に広がる。〈光の井戸〉は、冬の光を何度も反射させながら、夏の光はほとんど真っすぐに、深い井戸の底まで到達させる。天空の光は、建物の奥まで満ち溢れる。光は砕け、光は増幅する。光と一緒に、雨、風、雪、時間、季節が侵入する。とりこになる自然。〈光の井戸〉の中で、人と空は直線的に結びつく。